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私たちが手がける「計装工事」

一般的なビルなどの建築物には「中央監視装置」があり、建物内の空調・受変電・電灯・給排水衛生・熱源動力・防災・防犯・エレベーターといったさまざまな設備を一元管理しています。
そして、各所に「リモートステーション(自動制御盤)」を設置し、これらの盤と各設備、中央監視装置が通信することで、遠隔での制御、計測・計量の表示、不具合の監視、記録といった管理が可能になります。(※ 図1 参照)

このシステムは、ビルディングオートメーション(BA)などと呼ばれており、室内環境の快適化、省エネルギー化、建物管理の省力化のために必要不可欠な存在です。株式会社フエデンは、このようなBA を実現させるための施工、施工管理、盤製作を担っています。(※ 図2 参照)

現地での配線、制御機器の設置取り付けは勿論のこと、施工に付随する計装図、制御盤図、施工図などのCAD 製図、機器調整や盤改造、定期的なメンテナンスまで、自社で一貫して手掛けています。

また、私たちの施工に対する考え方や思いにつきましては、こちらをご覧ください。

株式会社フエデン 企業理念

「風呂のお湯張り」にも計装技術

計装技術について、身近でかつわかりやすい例をご紹介します。
現代では、リモコンのボタンを押せば、簡単に風呂にお湯を張ることができますが、以前は、人の手、目、皮膚などを用いた判断と行動、そして経験を組み合わせたプロセスでお風呂を沸かさなければなりませんでした。これを例に、まずは手動制御について解説します。

手動でのお湯張りのプロセス(※図3 参照)

手動でお湯を沸かすには、こういった人為的な判断や動作が連続して行われていることがわかります。さらに、足し水や追い炊きをしたい場合は(S-2)~(S-8)の工程を再度行わなければなりません。

これらを自動制御に置き換えると以下のようになります。

自動でのお湯張りのプロセス(※図4 参照)

足し水は、水位が下がれば(J-4)、給水用の電磁弁が開き、設定した水位まで自動で給水され(J-3,J-5)、追い炊きも、水温が下がれば(J-7)、湯沸かし装置が作動し、設定した水温まで自動で暖まります。(J-6,J-8)

このように、計装技術を用いれば、人の判断や確認に依存することなく、自動で作業が完了することがわかります。つまり、連続する人為的な判断や確認、動作のすべてを自動制御に置き換えることで、省力化および省エネルギー化、そして効率的に品質と安全の確保を目指すことができます。

自動制御がもたらす快適な暮らしの実現は、計装のひとつの目的と言えるでしょう。

参考:一般社団法人日本計装工業会 | https://www.keiso.or.jp/